オフィスと事務所清掃の重要性は?

オフィスや事務所の清掃の重要性を知っていますか?

労働安全衛生規則の第619条という特定の規則が存在しており、この規則は「日常的な清掃活動に加えて、6カ月ごとに大掃除を行うこと」を事業主に対して求めています。
オフィスや事務所の清掃が、実は非常に重要な課題になっています。

そこで、この記事では、そのようなオフィスや事務所の清掃の重要性について、詳しく解説していきます。
その重要性を理解し、適切な清掃活動を行うことで、より快適で健康的な職場環境を維持するための知識を深めていきましょう。

清掃と掃除の違い

「掃除」と「清掃」、これら二つの言葉は一見同じように思えますが、実は微妙に異なる意味を持っています。

デジタル大辞泉によると、「掃除」は「はいたり、ふいたりして、ごみやほこり、汚れなどを取り去る行為」を指すとされています。つまり、見える範囲でのゴミやホコリを集めて処理するといった行為がこれに該当します。

一方、「清掃」は「きれいに掃除すること」と定義されています。この表現からもわかるように、「清掃」は単に目に見える範囲だけでなく、目に見えない部分まで徹底的に綺麗にするという意味が含まれています。

つまり、「掃除」よりも細かく、より丁寧に行う作業が「清掃」になります。

オフィス清掃の重要性①〜従業員のため〜

清掃活動がなぜ重要なのか、深掘っていきましょう。

まず初めに、オフィスで日々勤務する従業員にとって、清掃はどのような意義を持つのでしょうか。
清掃が行き届いて整然と整備されたオフィス空間では、必要な書類やアイテムがどこに位置しているかが容易に把握できます。
これは、物を探すための時間を削減し、結果的には仕事の効率化に大いに寄与します。

さらに、私たち人間は、綺麗で整頓された環境にいることが心地良いと感じる傾向があります。
そのため、従業員のストレスも軽減することが期待できます。
さらに清掃により、除菌や殺菌など衛生的な環境を整えることで、感染症への予防や健康状態の維持にも寄与します。

オフィス清掃は、心理的な側面だけでなく、身体的な側面においても、多大な利益をもたらすのです。

オフィス清掃重要性②〜お客様のため〜

オフィスという場所は、ビジネスを行う場所であると同時に、お客様が訪れる機会が頻繁にあると考えられます。
人間が他人や物に対して持つ初めての印象は、視覚から得る情報に大きく影響を受けると言われています。

お客様がオフィスを訪れた際、最初に目にするのは建物やエントランスです。
これらが美観を保ち、清潔感に満ちていれば、お客様はそのオフィスに対して良好な印象を抱くでしょう。
そして、オフィス内部も同様に清掃が行き届いていれば、お客様は滞在中にリラックスし、心地よい時間を過ごすことが可能となります。

さらに、オフィス内で働く従業員たちが健康で活き活きと業務に取り組んでいる様子をお客様が目にした場合、それは会社全体のイメージアップに寄与することとなります。
これは、清潔なオフィス環境が従業員の心身の健康を維持し、生産性を向上させるからです。

このように、オフィス清掃は単に美観を維持するだけでなく、お客様の印象向上や従業員の健康維持、生産性向上にも寄与する重要な要素なのです。

オフィス清掃の大切さ③〜会社の利益のために〜

これまでに、オフィス清掃が従業員とお客様にとってなぜ重要であるかを詳述してきました。
しかし、その究極的な目的は、全ての利点が集まり、最終的に会社の利益に寄与することです。

従業員一人ひとりが一日の業務を効率よく行える環境が整備されると、時間とコストを節約することが可能となります。
これにより、会社の利益率は向上します。また、従業員が心身ともに健康でいられる環境は、休職や退職者を減少させ、これによって生じる可能性のある損失を防ぐことができます。
さらに、お客様が会社に対して好印象を持つことは、会社の信頼性を高め、契約や取引に良い影響を及ぼす可能性があります。

その他にも、オフィス清掃は、建築物や設備機器の状態をチェックする役割も果たします。
これにより、何か異常があった場合にすぐに気づくことができます。常に建物や設備が適切な状態に保たれることで、その寿命を延ばすことが可能となり、結果として経費を削減することができます。

以上のように、オフィス清掃は、間接的にも直接的にも会社の利益に寄与する重要な役割を果たしているのです。このような視点から、オフィス清掃の重要性を改めて認識し、今後のビジネスに活かしていただければ幸いです。

オフィス清掃継続の方法

オフィスの清掃の重要性について、理解していただけたかと思います。
しかし、その理解と並行するように、継続するのは難しいと感じている方も少なくないかもしれませんね。そこで、清掃を持続的に行うためのいくつかの要点を提案します。これらのポイントは、清掃を日々の生活に組み込む助けとなるでしょう。

清掃時間のスケジュール設定

清掃は、習慣化しないと、継続的に行うことは難しくなります。
なので、時間を決め、毎日・毎週・毎月スケジュールを設定し、継続して清掃することを心がけていきましょう。

日々行う事項

私たちの生活環境は、日々のちょっとした汚れが積もり積もって、やがて大きな汚れとなり、その除去には時間と手間がかかるものです。
このような状況になると、その作業の負担が重く感じられ、なかなか清掃作業を始める気持ちになれないこともあります。

しかし、日々の清掃作業を行うことで、その作業自体が手軽に行え、短時間で終わるようになります。
これにより、清掃作業に取り組む心理的なハードルが下がり、継続的にその作業を行うことが容易になります。

清掃基準の設定について

「きれい」の基準というのは、人それぞれにより異なるものです。
それが、どの程度まで掃除をすれば適切なのかという明確なラインが引けない状況を生んでしまいます。
そのようなあいまいさを排除するために、誰でも同じ品質の清掃ができるような基準を設定することが重要です。

これにより、皆が共通の目標に向かって努力できるようになり、結果として清掃の質も向上するでしょう。

ルール設定方法

清掃についてのルールを明確に設定しましょう。
誰が、いつ、何処の場所を掃除するのかを確定することで、それぞれの責任感が生まれるとともに、公平性の問題が生じることも避けることができます。

ただし、日々の業務が忙しい場合、従業員だけで清掃作業までをカバーするのは難しいかもしれません。

そんな時、清掃に特化したスタッフを雇う、あるいは清掃業者にその業務を委託するという選択肢も考慮に入れると良いでしょう。専門的な清掃スタッフが作業を行うことにより、従業員は主業務に専念することが可能となります。それは、業務の効率化にもつながります。私たちの会社でも、日常のオフィス清掃サービスを提供していますので、選択肢の一つとしてご検討いただければと思います。

最後に

オフィス清掃とは、事業活動における大切な役割を果たしています。
それは、企業がさまざまな利益を享受する手段であり、それは「従業員のため」「お客様のため」「会社のため」になります。
その重要性を認識し、それぞれの組織が自身に適した方式でオフィス清掃を持続させることが不可欠です。

心地よく、そして健康的な環境で働くことができるのは、清掃が行き届いているオフィスだけです。労働者の心身の健康を保つためにも、是非とも清潔なオフィス環境を維持してみてはいかがでしょうか。

弊社、株式会社ファーストは、港区、千代田区、中央区、品川区を中心にオフィス清掃を手掛けております。
オフィス清掃はプロにお任せください。