品川区のご紹介

今回は、東京都の区部南部に位置する特別区である品川区のご紹介です。

品川区は、東京湾に面した臨海部と山の手に連なる台地からなり、古くから交通、交易の拠点として栄え、考古学発祥の地としての有名な大森貝塚など歴史に名を残す史跡も数多くあります。江戸時代には東海道第一の宿として賑わい、明治時代に入ってからは、京浜工業地帯発祥の地として発展してまいりました。そして現在、羽田空港の国際化や、品川駅への新幹線の停車はもとよりリニア中央新幹線の乗り入れなど、再び交通、産業の拠点として重要な役割を担おうとしています。

品川区は品川地区、大崎地区、大井地区、荏原地区、八潮地区の5地区に大きく分けられ、それぞれに特徴があります。

この中の品川地区と大井地区のご紹介を致します。品川地区においては、品川駅周辺や臨海部を中心に整備された商業地などの「新しさ・先進性」の魅力と、旧東海道品川宿の街並みや寺社仏閣、品川浦の水辺空間の「伝統・歴史性」の魅力を併せ持っています。古くから交通の要衝として、首都・東京の玄関口にふさわしい風情のある地区です。一方で天王洲アイルや品川シーサイドフォレストには、オフィスビル等が立ち、新しい品川の景観を生んでいます。

また大井地区においては、大井町駅周辺には商業施設やホテル、文化施設、高層マンションなどが立ち、区役所の最寄り駅として区の中心拠点になっています。勝島運河沿いには地元住民や小学生たちの手による「しながわ花海道」が整備され、庶民的な水辺空間として親しまれています。また、レジャースポットとして人気のあるしながわ水族館、区民公園、大井競馬場、大森貝塚遺跡庭園、品川歴史館など、区内外から訪れる人が多く、楽しいひとときを過ごせるスポットがあります。